PMP(Project Management Professional)の試験に落ちた話

ロックダウンが始まった1日目から3か月間ずっと毎日続けてきたことがある。それはPMPの試験の勉強である。この試験というのが名前にもある通りプロジェクトマネージャーのための試験である。タイトルにもある通り、不合格となってしまった。
やってきた内容について、反省点、そして今後どうやってリベンジするかについても書いていく。

そもそも PMP とは

様々な分野でプロジェクトを管理する人、運営する人向けの、経験やスキルを証明する為の資格である。世界的に認められている資格であり、リンクドインなどを見ていると、名前の後ろにPMPと書いている人も多い。

なぜ取得しようと思ったのか

自分は今の仕事を5年しているがこれといったスキルがないことが悩みだった。役職名は一応プロジェクトマネージャーであるが仕事内容は誰でもできる内容である。これは同じ会社に勤めてる人もみんな言っていることなので、謙遜ではなく本当のことである。
その中 IT業界に勤めている友達に紹介されたのがこの資格である。前に友達がこの資格を取得していたので、建設業界の資格かと思っていた(友達は土木エンジニア)。しかし実際はどんな業界であってもプロジェクトを管理または運営している人であれば誰でもこの資格を受験する権利があることが分かった。
必要なのはプロジェクトマネージャーとしての4500時間の実務経験。自分はギリギリ3年の経験があったので応募資格は満たしていた。
仕事も毎日同じことの繰り返しで、新しいスキルは身についていなかったし、なおかつロックダウンが始まったのでいい機会だと思い、勉強を始めることに決めた。

学校かオンライン、どちらがいいのか

まず始めに行ったことは、周りへの聞き込み調査だった。なぜならば受験をするためにまずは35時間の公式プロジェクトマネジメントの研修受講証明書が必要だからだ。これは二つ取得する方法がある
一つは学校に通って取得する方法だ。シンガポールの学校を調べたところ平日五日間通って集中的に勉強するタイプと、週末何週間かに分けて通うタイプのものがあった。どちらも金額はだいたい1500ドルから2000ドルの間というかなり高額なものだった。
もう一つはオンラインで取得する方法だ。オンラインであればかなり格安で受講することができる。オンラインの価格はピンキリで一番安いものが20ドル以下、復習やサンプルテストなどのたくさんのコンテンツが盛り込まれたものであれば1000ドルぐらいのものもあった。
学校とオンラインの間にかなりの金額の格差があったのでどうしようか迷っていた。まずは情報収集だと思い、LinkedIn を使って名前の後ろにPMPとつく人や、資格の欄にPMPと書いている人に片っ端から連絡をした。5人ぐらいの親切な人から返答があった。
なんと全員学校での受講をしたとのこと。理由を聞いたところ、会社が負担したからだとか、学校の方が直接先生に質問ができるからなどであった。まず自分の場合は全て自腹である。尚かつ休みを取って行くことが難しい時期ではあった。
悩んだ末最終的に自分が決めたのはオンラインで受講することだった。テストの受験料は初回で500米ドルぐらいする。ただでさえ受験料が高いのにさらに学校代は払うことができないと思い、不安ではあったがオンラインで受講することにした。

オンラインコースはどうだったか

オンラインコースも様々な物があったがなるべく経費を抑えるために、Udemyの16シンガポールドルのものを選んだ。学校に行くのが2000ドルぐらいなのにこの安さにはさすがに怪しさしか感じなかった。でもネットを見てみるとこのコースを選んで合格した人も何人かいたので、ダメ元でこのコースを選ぶことにした。

世界最大級のオンライン学習プラットフォーム Udemy

Online Courses - Learn Anything, On Your Schedule | Udemy
Udemy is an online learning and teaching marketplace with over 130,000 courses and 35 million students. Learn programming, marketing, data science and more.
結果としては全く問題なかった。他の少し高いコースであれば模擬テストがいくつかあったりするようだが、自分は他のソースで無料の模擬テストをいくつか受けたので、この35時間の公式プロジェクトマネジメントの研修受講証明書を取得することが目的であったらこの16ドルの格安オンラインコースでも問題ないと思った。

勉強1ヶ月目

まずはオンラインコースを全部受講してから、勉強を始めることにした。オンラインコースはインストラクターがただただ話しているのを見るだけである。全て英語でありしかも業界用語などがたくさん出てくるので最初は全く意味不明である。毎回のチャプターの最後で出てくる確認質問を問いて、まずは全部を流して見て行くことにした。後にこの動画は何回か見直すことになったので、学校に行っていたのであれば復習ができないので、オンラインにしたのはいい選択だったのではないかと自分では考えている(実際に学校に行った人はどうしていたのかはわからない)
35時間の研修を受講した後はいよいよ本を使って勉強をし始めることになった。勉強し始めて思ったことは、この勉強している内容は自分が知っているプロジェクトマネージャーとは全く違うということだった。内容的にはどちらかというと建設業や IT 向けではないかと思った。なので勉強している内容がどういう状況で使われているのかといったイメージが最初はできなかった。
前職でインフラ系の会社に勤めていた時に、隣のチームが鉄道のプロジェクトなどに携わっていたので、その内容を間接的に思い出して、勉強している内容に当てはめていった。
勉強一ヶ月目は、まずは慣れるために問題集を一冊といて、わからなかった問題は片っ端からノートに書き込んだ。これは昔からの自分の勉強法だが、間違えた問題を書きまくることで自分に対して罰を与えるのだ。そしてたくさん書くことでペンのインクを消費するのでそれが満足感に繋がるのだ。だから最初の一か月はほとんどの問題が間違っていたので、本当にたくさん書いた。

勉強2ヶ月目

少しずつ問題にも慣れ始めて、もう一冊の本を始めた。PMP の試験の時に、日本語を選択することができ、その場合は英語と日本語両方を見ることができるのだ。自分は日本語を見た方が早いと思ったので、この二つの言語で受験をすることを決めた。
なので2ヶ月目には日本語の PMP の問題集に取り掛かることにした。これは日本から送ってもらったものである。日本語の言い回しは、自動翻訳したのかわからないが、少しニュアンスがおかしい。だから英語と日本語両方があった方が良いと思った。
PMP は10個のカテゴリーに分けられているので、日中は英語の勉強をして、夜寝る前に同じカテゴリーの日本語版の勉強をするという習慣をつけた。幸いなことに家からの勤務だったので、日中勉強をする時間が結構取れた。毎日ずっと家にいたので本当に時間があれば勉強という生活で、家にながらがも毎日とても忙しかった。

勉強3ヶ月目

いよいよテストも近づいてきたので、模擬試験だけをひたすら解いていた。このころになると10個のそれぞれのカテゴリーがどのようにリンクしあってるのかが分かってきて勉強が楽しくなってきた。本番のテストは4時間あるので、土日を使って本番のテストと同じ4時間をぶっ通しで模擬テストを受けた。模擬テストの正解率は大体60%から70%の間。試験の合格率もそのぐらいである。正確な合格点数は開示されていないので、試験の時にとちらなければ合格するだろうとは思っていた。最後の一週間は三日間休みを取って一日中勉強していた。絶対に受かると言う気持ちを持って試験に挑んだ。

テスト本番

今はコロナウイルスの関係でオンラインでテスト受けることになっている。システムをダウンロードして、テスト中は誰かがオンラインでモニターをしているという状態である。初めてのことなので不安はあったがシステムのダウンロードは完了していたので後は受験するだけと思っていた。
時間になったのでシステムに入ったらなぜかログインできないという緊急事態が発生した。開始時間が迫る中一人で何もすることができず、しかも土日なので緊急連絡先もなく、体が震えだした。これで受けられなかったら500ドルがパーだと思ってかなりパニクっていた。15分ぐらいしてやっと解決策を見つけてギリギリでログインすることができた。
しかし頭の中は真っ白で、最初の30分は鼓動も鳴り止まず、試験にあまり集中することができなかった。
日本語と英語が両方見れる試験は模擬試験ではなかったので、初めての経験だった。テスト中に感じたのが「日本語の質問文の意味のわからなさ!!」だった。自動翻訳でももう少しうまく訳せるだろうと思うぐらい意味がわからないものだった。なので結果的に全部英語の質問だけを見ることになった。
試験は全部で200問。最初の100問を回答した時点で自動的に見直し画面に入る。見直しが終わった時点で2時間15分ぐらいを経過していた。その後休憩が10分入る。休憩中という画面になったので、トイレに行こうと思ったが、また何か手続きなど忘れていたら全ての試験がパーになると思ってチャットで試験管の人にトイレに行っていいかどうか質問をした。「休憩の申請をしてからトイレに行ってください」という回答だったのですでに画面上には休憩中と表示されているのでそのままトイレに入った。
帰ってくるや否やチャットの人が「休憩の申請をしなければ席を外してはいけません」と言ってきた。やばい!!!!また何かシステム上で申請しなければいけないことがあったんじゃないかとパニックになった。そこで画面に休憩中と表示されてると説明したところ、「ごめんなさいこちらのミスでした」と返答があった。また鼓動がバクバクして、本当にこの試験の間で何歳か助けたんじゃないかと思うぐらいだった(本当に勘弁してほしい。。。)
残りの100問も最初の100問同様、ほとんど勉強したことがある内容なので自分でも自信を持って回答できていると思っていた。残りわずかというところまで行って、結構自信があった。最後の10分になり、あと10問残っていた。かなり焦っていたが、しっかり頭を使いながら答えようと思って最後の最後まで考え抜いた。4時間が経った時点で残りあと何問か残っていたが強制終了となった。
すると次の画面でいきなり”sorry you failed. But don’t worry please try another time” のような画面が表示された。ショックすぎてどのように書いてあったかが思い出せない。こんなに早く結果が出るとは思ってなかったので、もしかして200問解き終わってから提出ボタンなどを押さなければいけなかったのかなと思ってまたパニックになった。
その画面の次のページに行くと、アンケートのようなものがあって、それにも回答をした。その間は頭が真っ白なのでまた内容は何も覚えていない。その次のページで点数などが表示されるかと思いきや、そのまま元のページに戻り、ページを閉じるほかなかった。何が何だかわからず、ただただ唖然としていて、しばらく何もすることができなかった。

後日談

テストに落ちた次の日は本当に何もする気になれなくて、一日中公園で YouTube を見ていた。これほど落ち込むことは久しぶりだった。最近でこれほど落ち込んだのは多分2015年以来だったと思う。ただただ一人になりたくなくて、それでも誰かと会いたいというわけではなくて、どうしようもない感情を一日中抱えていた。だから公園やショッピングセンターなど人がいるところに行って、お笑いの YouTube を一日中見ていた。
テストから三日後、やっと気分が戻ってきて、テストセンターに連絡をした。時間切れであっても、それまでに回答した内容は全部計算されるので、今回のテストの結果はただただ自分の実力不足だったということがわかった。そこで全てを受け入れてもう1回頑張ろうと決意した。
今このブログを書いてる時点から1ヶ月半後を目指してまたもう1回勉強を始めようと思う。次こそは絶対!!!!受験料は高いけど他のことで節約して絶対に合格する!!!

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